2017.09.11(Mon)
2017.09.03(Sun)
1995年、9月3日。
私は名古屋のレインボーホールにいた。
笠寺の駅はごった返していた。
初めてレインボーホールとは反対の階段を降りた。
何度も何度も降りた駅だったが、反対側に行ったのは初めてだった。
あんまり人が多すぎて、ビックリしたからだ。
何とか、チケットは確保していた。最後の彼らを見た。
7人ではなく、5人だった姿だったが最後の彼らを見た。
私の敦啓はまだ22歳になったばかりだった。
(8月30日が誕生日だから)
コンサートが終わってレインボーホールを出た時に
ごった返していた理由がわかった。中に入れなかった
人が、それでも…と思い、その地にいたのだ。
コンサート中も、帰りの新幹線の中もただひたすら私は泣いた。
自分たちの乗った新幹線のすぐ後に彼らも帰ってくる事を知って
東京駅で彼らを待った。
自分の前をうつむいて歩く敦啓がいた。
まだ22歳の子供が「全て終わった」と思って歩いて
いた事を今年、知った。
あの日から22年。
何の偶然か、今日も日曜日だ。
こんな日に郵便物が届くわけないって思った。
あの頃よりも情報は光の速さだ。
知りたくなかった事実を突きつけられる。
届いた郵便物を開ける気持ちが無い。
2017.09.03(Sun)
私は公式からの言葉を待ちます。
伝えにくい言葉もあるでしょう。でも、彼らが
言ってくれないって事は無いと思うの。
だから、今は「待ち」の状態です。
大丈夫、待つのは慣れているから。